帰化申請に必要な書類でもある「出生届出記載事項証明書」を手に入れようと生野区役所に行ったときのことです。

30分以上経っても呼び出しがないため、窓口に尋ねてみたところ、届出地である東成区役所に「届出がされていないのでは？」との回答でした。

そこで、ご依頼人からお預かりしている「母子手帳」を職員に見せました。

「母子手帳」には東成区役所に届出があったということが、区長の捺印ととも証明されていたからです。

その時の職員の慌てぶりは今でも忘れることができません。

すでに、17時30分を過ぎていたのでやむを得ず、この日は帰ることとなりました。

後日、東成区役所の職員から信じられない電話連絡がありました。

なんと、公文書でもある「出生届」を喪失したとのことでした。

開いた口がふさがらないとはこのことか！

しばらくあっけにとられ、返す言葉が見つかりませんでしたが、気を取り直し「受理証明」の存在を確認したところ、「受理証明」はあるとのことでした。

そこで翌日、早速ご依頼人から委任状をいただき「出生届出受理証明書」と「戸籍受付帳」を手に入れるため、再び東成区役所を訪れました。

手に入れた

▶「出生届出受理証明書」のサンプルはこちらをクリック！

▶「戸籍受付帳」のサンプルはこちらをクリック！

「出生届受理証明書」と「戸籍受付帳」を手に入れた私はその足で大阪法務局東大阪支局に向いました。

法務局の職員に、東成区役所での事情を伝え、代替措置として「出生届受理証明書」「戸籍受付帳」の提出により無事、ご依頼人は帰化申請をすることができました。

この出来事は、東成区役所ホームページの「報道発表」により伝えられています。