帰化申請が許可となり晴れて日本人となれば、原則として国籍喪失届を韓国領事館に提出することとなります。

よく「必ず国籍喪失届出する必要ありますか？」と聞かれることがありますが、必ずしなければならないというものでもありません。

提出をしなくても帰化の許可日から遅くても２年で除籍となるためです。

ただ、韓国領事館の方によれば、韓国人の帰化申請が多いということを理由に必ず喪失されるとは限らず、韓国籍を除籍されていないことも多々あるそうです。

届出をしないからといって不利益を受けることは何もありませんが、日本国籍は手に入れたが、韓国の戸籍にも名前があるといった、何とも言えないスッキリしない状況もあり得るということなのです。

（相続時にめんどうなことが起こる可能性は考えられます。）

国籍喪失届出をすれば必ず韓国籍は除籍されます。

また、国籍喪失届出をすれば、韓国領事館から4ケタの整理番号がある文書受付証が手渡されます。

文書受付証はこちらをクリック！

半年後に領事館にその整理番号を伝えれば、電話で除籍されたかどうか確認ができます。

（領事館の方から除籍されたことの連絡はありません。）

反対に国籍喪失届出をしていなければ、整理番号がないため、電話では確認ができません。

基本証明書などを郵送で取り寄せるか、領事館に行って申請する必要があります。

（国籍喪失届出をしなければ、除籍されるのに半年～2年かかるといわれています。）

”面倒だから後で”と先延ばししてしまうと、ズルズルと年月だけが過ぎ去り、忘れたころにフッと「除籍されず、漏れることもあると言ってたなぁ・・・。大丈夫か？」

将来、うやむやな気持ちになることも十分考えられます。

”鉄は熱いうちに打て”ではありませんが、帰化が許可されたその足で”国籍喪失届出”しておいた方がいいかもしれません。

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