まずは、弊所の経験上、外国人登録原票を請求しておくことをおススメします。

個人情報が集約されていますので、これが意外と役立ちます。

請求先は東京法務省。

そのため手に入れるまで2,3週間程かかります。

少しでも時間のロスを避けるため、まず請求しておくことをおススメします。

（帰化申請から面接までの間隔が短くなることが稀にあります。）

その次は、日本の戸籍謄本にあたる韓国の基本証明書・除籍謄本と申請者の出生届出記載事項証明書。

なぜなら、ここで帰化申請を進めていくかどうかの分岐点となることが、たまに見受けられるためです。

（父や母の名前が韓国の戸籍と出生届とで異なっていることが稀にあります。）

また、基本証明書や除籍謄本は翻訳が必要となるため、なるべく早く取っておくことがベストです。

帰化申請書類を作成し、必要書類を集めた後、法務局での事前チェックとなります。

帰化申請は、だいたいの方が初めてだと思いますので、一度で「はい、OKです。このまま帰化申請しますか？」

などと言ったことにはならないと思います。

弊所も現在は法務局への訪問は1,2度で申請にもって行けるようになりましたが、やり始めた頃は、多い時には最高6度ほど訪問したことを覚えております。

（そのお陰で、今では法務局の職員の方とは結構、仲良くさせていただいています。）

おそらく、少なくとも5度は訪問することになるのではないでしょうか？

帰化申請の受付も、本庁・東大阪支局ともに予約制です。

帰化の相談時同様、午後より午前中をおススメします。

申請時に持参するものは法務局によって多少違うところはあるかもしれませんが、本庁・東大阪支局とも、特別永住者証明書(または在留カードあるいは外国人登録証明書)と運転免許証とパスポートです。

よく聞かれることですが、印鑑は必要ありません。

また、「どんな服装がいいのですか？」これもまたよく聞かれることですが、普段着で結構です。

着飾って行く必要はまったくありません。

言うまでもありませんが、申請書一式をお忘れなく！

この日は、申請書に名前を書くだけなので5分～10分ほどで終わります。

帰化申請から早くて2ヵ月、遅くて4ヶ月ほどで（法務局や込み具合により違ってきます。弊所の経験上です。)法務局より面接の日取りを決める電話がかかってきます。

ここで都合の良い日取りを予約してください。

結構、都合を聞いてくれるので、お気軽に予約してください。

また、同時に追加書類を求められたり、ご主人(奥様)と一緒に来てくださいなどと注文をつけられることがございますが、そのようなこともあるものだと、頭の片隅にでも入れて置いてください。

いよいよ、法務局での面接です。

面接内容は、提出した書類の内容を中心に詳しく質問されますが、人により結構異なります。

弊所をご利用いただいたお客さまに、面接後に何を聞かれたかを必ず聞きますので、ある程度予測はつくようになってきましたが、結構異なります。（弊所ご利用の際は、すべてお伝えしますので・・・。）

ただ、くれぐれもご注意いただくことがあります。

それは、”虚偽の申告は禁物”であるということです。

事実のみをお答えください。

面接官は多くの申請者を面接しています。

一つ虚偽を言ってしまうと、つじつまが合わないところが生じる可能性が高まります。

そう言ったところは面接のプロです。見逃すはずがありません。

くれぐれも真実のみをお答えください。

面接から帰化許可の通知までの間、いわゆる審査期間中も素行要件が問われます。

ご注意ください。（国民年金ももちろん継続して支払ってください。）

特に、些細な交通違反には注意してください。

もし、交通違反をしてしまったり、海外旅行にいく予定ができた等の場合には、都度、法務局への報告が必要となります。

なるべく、謹んでいただくことをおススメします。

面接から早くて6ヶ月、おそくて1年程度で帰化が許可されたと法務局より連絡があります。

（弊所は不許可事例が今のところないため、不許可の場合はどのように通知されるのか分かりません。）

また、弊所は毎日、官報を閲覧しているため、法務局より1,2週間早く、帰化許可の朗報をお伝えすることができます。